子どもはとても素直ですが、時に間違った信念システムに捕らわれてしまう事があります。
これは私の子どもの例ですが、”乗り物酔い” です。
乗り物酔いは何回か繰り返しました。最近やっと乗り物酔いしなくなってきました。
乗り物全般が大好きで、自転車等の運転も、電車、自動車等に乗る事も大好きな男の子で、赤ちゃん期から、5歳くらいまでは全く”乗り物酔い”というのはありませんでした。
そんな彼に変化が起きたのは、5歳の夏にキャンプに参加した際の長距離バス乗車の経験の時です。
彼にとって人生で初めての、親同伴なしの子ども達だけのキャンプでした。
息子は好奇心旺盛で人見知りもしない勇敢なタイプの子で、お友達も一緒ではなく単独で参加しました。
先生から「車酔いしやすい人~!」と、子供達に質問があった際に、勢いで息子も 「はーい!!」 と元気よく手を挙げ、酔い止めの薬を貰っていました。
「あれ?!車酔いした事ないよね??」
何故そういう行動に出たのか、私には不思議でしたが、
夫が車酔いについて、やたらと息子に話していたことが、原因になっていたのではないか、と個人的には思いました。
「車酔いしたら、外を見たらいい。」 とか、「車酔いは、よく子どもがなるものだけど大丈夫。」 だとか、そのような不安的予測を、まだ車酔いとは何なのかを知らない子どもに話すことで、先入観を植え付けてしまうことになってしまうのではないか、との危惧を頂きました。
そして案の定、行きも帰りも3時間近いバス旅行で、人生初の乗り物酔いの気持ち悪さを感じてしまったようです。
この出来事を契機に、自動車の中、電車、バス などで乗り物酔いを訴えるようになったのです。
私はその後、息子が乗り物に乗る時に、彼が不安な気持ちを抱いた時にはBodyTalkセッションをしてあげる事にしました。
その時、セッションで調整する優先事項に出てきたのは、この最初のバス旅行や他の乗り物酔いの記憶の事が多かったです。
人は体調不良などのネガティブな感覚、感情の記憶を体の結合組織や臓器に溜め込んでしまうことがあります。このせいで、同じような状況に置かれた時に、”あ、この状況は、経験している”あれ”に違いない”とその過去の感情を持ち出してきて再体験してしまいます。これが今回のケースにおける”乗り物酔い”なので、私はその思い込みを外し、溜め込んだものを流せるようにセッションしたのです。
その結果、「あれ?今日は大丈夫だったね!」という事実が増えてきて、ほぼ乗り物酔いが見られなくなってきました。
一般的な乗り物酔いの予防には、薬を用いる方が多いのではないでしょうか。
ご縁がありましてお手伝いをしていました代替医療推進の医師からの教えに、
クスリは左から読むと ”リ ス ク” という教えがあります。
酔い止めの薬でも何でも体に入れる事は大きなリスクが伴います。
非侵襲的なケアができるBodyTalkはこのようなケースにおいて安全に、変化をもたらす事ができるので、興味深いヘルスケア療法であると思います。
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